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最近の私の楽しみの一つは、鳥の声を聴くこと。どこか山へ行くわけでもないし、いろいろな鳥を知っているわけでもない。鳴き声と鳥の名前が一致するのはすずめ、からす、やまばと、うぐいす、かっこう、それに尾長鳥ぐらい。比較的緑の多い三鷹市に住んでいると、道を歩いていればたいてい鳥の声が聴こえてくる。山で聴く鳥の声は格別かもしれないけれど、立ち話をする人の声、車の音、アスファルトを歩く自分の足音、子どもの声、時には工事の音や商店街のアナウンス・・・そんな中に小鳥の声がすると、一つ一つはバラバラな音の中にハーモニーが感じられてくる。人間が暮らしているところで、人に飼われているペットではなく、小鳥には小鳥の世界があって一緒に生きているということが、何かとてもうれしくなる。